看護師と要領
どの様な仕事でも同様ですが、要領よく仕事をこなせる人は重宝されます。
同じ仕事を割り振ったとしても、かたや1時間かかる人と30分で済ませる人では、どう考えても後者の方を使いたいと考えるはずです。
ですが不思議なもので、要領の良くない人というのは、そのような現状が見えていないので、自分が不当に評価されていると思ってしまったり、贔屓が行われているとすねてしまったりするのです。
私が看護師として働いていた時の話しですが、後輩の看護師に2種類のタイプがいました。
看護師Aはとても要領がよく、言われた事を一度でこなすタイプで、看護師Bは、何度か同じ間違いをおこしてしまう様なタイプです。
そして、その様なタイプは仕事内容に如実に現れました。
看護師Aは吸収が早く要領が良いので、自分のペースで働く事が出来ていましたが、対して看護師Bは看護師Aと同様の仕事量をこなすのに時間がかかり、いつでも慌ただしく動いていたのです。
そして、ある日驚くような意見を聞いたのです。
それは、看護師Aとも看護師Bとも関係ない科の医師から聞いたのですが、「看護師Aはのんびりしているね、看護師Bを見習った方が良いよ」と進言されたのでした。
もちろん、近くで働いている私たちには、それが間違いである事はわかっていましたが、知らない人間からすればあたふたしているのがよく働いているように見えるのでしょうか。
しかも、それが看護師Bの耳に入ったので、自分の方が評価されているという勘違いまで生まれてしまったのです。
自分のペースで働く事ができるのは要領が良い証拠とも思えますし、慌ただしい人間がよく働いているというのは大きな勘違いだと思います。
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